魂の視点、仏さまの世界観で和のお香を調合する調香師。

それが世界でここ、御香所燕雀殿だけの

仏香師

です。

こんにちは。ようこそこのページへおいでくださいました。

ここ最近、

権力者が紹介したり有名なものだから正しいとか、効率的で速くて量が多ければよいとか、そのような「目に見える」価値観だけで解決する世界は終わりを迎えていると感じることが多くなりました。

例えば私たちは普通、生老病死、いわゆる「目に見えない」四苦八苦を恐れます。

しかし、

もし肉体が死んでも「終わりではない」何かがあるとしたら?

その恐れは「死」を恐るべきものと思わせてきた恐怖支配の存在があるからこそのものだとしたら?

私たちは「見えない・わからないこと」に対して不安や恐怖を抱え、

「見えること」で構築してきた知識や経験で理解できないことで悩みもがく「人間」という生き物です。

仏教は昔からこのような、人間が特に抱く「見えない」恐怖との付き合い方を教え説いてきました。この仏教が、目に見えて例えば世界から貧困を無くすとか、凄惨な事件をこの世から無くすとか、そのような直接の解決策になるわけではありません。仏教はただ目に見えない恐怖に「目に見えない」世界観から「安心できる概念」を説いてくれる教え、というのが私、仏香師の捉え方です。

この世は「概念」、平たく言えば自分が世界をどう見ているか=「捉え方」でできています。

現代及びこれまでの時代は、「不安にさせる概念」と常に隣り合わせに生きてきた時代であるとも言えるのではないでしょうか。

たとえその捉え方が、ある部分では事実だとしても、「不安にさせる概念」ではなく逆に「安心できる概念」を味方に付けただけ、人生は幸せになると思いませんか。

だとすれば、冒頭でお伝えしたような「目に見える世界」の価値観だけではこの現代を生き抜くことは辛くなり、そこで必要なのは(仏教でなくても何でも構いませんが)このような「見えない世界」を味方に付けた「安心できる概念」ではないでしょうか。

そして。

仏教には【即身成仏】という他の宗教には無い概念があります。これは仏さまは自分以外の何か偶像的なものではなく、自分自身だという考え方です。つまり、願い事を叶えたくて仏さまに手を合わせる行為が意味するところは「他力」に頼るのではなく「自分」で考え、信じ、努め、生き抜くということと私は解釈しています。(いろいろな宗派があり、その解釈にもさまざまなものがあるので正確には仏教全体が同様な教えとは言い切れません)

これは、何が真実なのか見破りにくく詐欺やよからぬ誘惑の増えた昨今よりこれからの時代にとって、まさに必要な考え方ではありませんか。

長々とお話してきましたが、そんな、仏さまの世界観と、和のお香の世界とを融合することで、これからの時代を自分らしく幸せに生きる秘訣が生まれやしないだろうか?そのような発想で私は「仏香師」として御香所をつくることにした次第です。

学生時代から前職の学習塾主宰に至るまで、脳や意識の研究をしてきました。

嗅覚(香り)は五感の中で唯一、もっとも発達した領域(大脳新皮質)を介することなく直接記憶や生命維持機能領域に作用することがわかっています。

目に見えることにとらわれ過ぎて心の悲鳴が聞こえなくなっている状態というのは、言い換えればこのもっとも進化した大脳新皮質で行われている高等生物特有の「分析・理屈で考える」ことに度が過ぎて「感情」にアクセスしにくくなっている状態とも言えます。

ひとくちに香りといってもその種類は様々ですが、私は仏教と切っても切れない関係にありながら1500年以上の時を超えて我が国日本に現代まで継がれてきたこの「和のお香」に特化し、近現代の人間が少し置き去りにしてきてしまった「見えない世界」の観点から、今を生きる智慧を皆さんと一緒に楽しみたいと思っております。

仏香師 今井賢徳 拝

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